才能とやる気を引き出す「合格力コーチング」

競争相手は誰ですか?

2008年10月 9日 06:47

◆◇◆競争相手は何ですか?◆◇◆

 

仕事柄、教育相談などで、よくお聞きする話があります。

 

「うちの子は競争意識が強すぎて、負けると泣くんです。

たとえばゲームに負けそうになると、

終わる前にぐちゃぐちゃにしてしまって、かんしゃくを起します。

どうしたらいいでしょう」

 

私の答えはいつもこうです。

 

「競争意識があって良かったですね。

それはお子様を大きく前に動かす原動力になりますよ。」

 

競争意識とは、要するにもっとよくなりたい、

一番になりたい、と思う気持ち、

これは自分を高めるパッションになります。

 

子供はゲームが好きです。

勝ち負けのあるゲームが大好きです。

そして誰しも勝てば楽しいはずです。

人間はそういう風に生まれついているのでしょう。

 

その勝ちたい気持ちを大切に育てていけば、

他人に勝ちたい、組織に勝ちたい、そして自分に勝ちたい・・・と

自分を前に押し出していく大きなエネルギー源になるのではないかと思います。

 

人間として自然な気持ちです。

 

負けそうになって悔しくて泣いている、

この「勝ちたい」と思う気持ちを、

「負けているのだからそれでいいの、それを認めなさい」などと、

負けることを美化した教育をして、

勝ちたい気持ちを圧し殺してしまっては、

子供の「何くそ」というハングリー精神は無くなってしまいます。

 

負けそうになって泣いている子がいれば、

「そうか、勝ちたかったのね、じゃあ次はどうやったら勝てるかな」

と何か解決策を見つけさせる、

そんな問いかけで、子供はぐっと前に進めるのではないでしょうか。

 

 

そして勉強をする場合も、この競争意識は重要な存在になってきます。

競争相手がいたほうが俄然やる気が起こります。

ともに学ぶ仲間たちと競争しあいながら自分を高めていく、

これは塾に子供を通わせる、ひとつの大きな理由でもあるくらいです。

 

私の娘たちは大の競争好きでした。

おそらく私がそのように育てたのかもしれません。

 

家で勉強をするときも、何かにつけて競争を意識していました。

競争相手は人に限ったわけではありません。

 

時間との競争

「どれだけの時間で一枚の問題が解けるか、時間を計ります。」

自分との競争

「日課である"プリント"を解く時間を正確に測り、

 それをつけていく。」

私(母)との競争

「勉強に限らず、小さい頃から、かけっこや縄跳び、何をやるにしても

 ママと競争ね、という具合に楽しく競争していました。

 もちろんぎりぎりのところまで競って最後には子供に勝たせる、

 そしてその達成感を味あわせる、といった演技もありでした。」

 

実はこんな風に育てていたので、

最初に述べたよくある質問、

「ゲームに負そうになるとぐちゃぐちゃに。」

これは 我が家でもよく見られた光景なのです。

 

でもそれが将来ずっと続くか、

大人になっても負けそうになると癇癪を起こすかというと、

もちろんそんなことはありません。

 

人間は人との関わり合いの中でどんどん成長していきます。

そんな先のことまで心配しなくても、

自分で気づけば、自分から辞めていきます。

 

それよりもこの勝ちたい気持ちが原動力になり、

そこから得られる成果のほうが、ずっと大きいのではないでしょうか。

 

 

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    著者紹介

    衛藤 真規

    二人の娘はそろって東大現役合格、一番大切にしてきた「家庭力」「コーチングコミュニケーション力」とは・・・?